雪です

はてさて、チョウたちはどこで越冬しているのやら
はてさて、チョウたちはどこで越冬しているのやら

  都心が雪に埋もれています。電車も遅れたり止まったりと、通勤通学の足元を脅かしています。

 花が咲き始め、カエル合戦も始まったばかり、ヒキガエルの卵は凍えそうです。

 このように都心の公園で、私たちがまだ普通に見ている自然を、100年後の子どもたちにどうしても渡したいと思って、近隣の公園を駆けめぐり、浅瀬のある池や雑草と呼ばれる在来種の草々、エノキやミカン科の木などチョウの食草になる植物を残していただけるように話しています。この雪が終われば、都心の公園でもタンポポやスミレが咲きます。ツクシだって生えます。でも、公園の管理者が、根こそぎぬいてしまえば絶えてしまいます。

 つい、2~3年前までは、石垣の間から生える草々はぬかなかったはずの公園で、きれいさっぱりスミレもゼニゴケもぬいてしまうようになったのは、その草が大きく蔓延らないことを知らない世代がぬいてしまうのだろうかと悩みます。公園課に問い合わせるとそこまでは指示していませんとおっしゃいます。

 かわいく咲いたスミレまでもむしり取ってしまう・・・ 公園を除草する人々に、どう話したらいいのだろうかと考え込みます。 スミレ、タンポポ、ツクシは、お花やさんでは買えません。そして絶滅したら、どこからも持ってこられないのです。